溶連菌感染症 東京都で初の警報
産経ニュース
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適切な診断を行い、治療をすれば怖くはない感染症です。溶連菌感染症の診断基準にはセンタースコアが使われており、参考までに提示しておきます。
体温38度以上(+1)
咳嗽がない(+1)
前頸部リンパ節腫脹•圧痛(+1)
扁桃の腫脹•浸出物(+1)
年齢15歳未満(+1)
年齢45歳以上(−1)
これらのうち2つが当てはまる場合は溶連菌感染を疑います。
基本的には自己判断ではなく、医療機関での判断が推奨されますが、知識として知っておく事は重要です。風邪症状の原因になる病気の多くはウイルスが原因ですが、中には細菌が原因になるものもあり、溶連菌感染症はそのうちの1つです。通常、鼻水、咳、のどの痛みをかぜ症状と呼びますが、溶連菌では中でものどの強い痛みや発熱(38~39℃)が特徴的です。通常のウイルス感染症では抗生物質は不要ですが、溶連菌には抗生物質を処方して治療します。予防方法は他の風邪と同様で、咳エチケットやこまめな手洗い・手指消毒が重要です。
溶連菌だけでなく、さまざまな感染症が増えています。
溶連菌感染症は、一般的に、『ペニシリン(アモキシシリン)』が第一選択の治療ですが、大きな問題としてペニシリンが不足していることが挙げられます。
すなわち、第一選択の治療が選択できない可能性があるということです。
溶連菌感染症に関しては、この報道の前日に、音声ラジオVoicyでも解説しました。
https://voicy.jp/channel/2107/684198