2023/12/25

【独白・三木谷浩史】日本人よ、外向きな「楽天家」であれ

NewsPicks編集部 編集者/記者
もしかしたら、日本でも屈指の「楽観主義者」かもしれない。
楽天グループ・三木谷浩史会長兼社長。2023年も、日本で最も注目された経営者の一人だった。
グループとしても5期連続の最終赤字が濃厚で、最大の要因でもあるモバイル事業からの撤退を促す世論の声が減る気配はない。
さまざまな言動が波紋を呼ぶ中、ついに今年は「最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか」とのタイトルがついた本まで発売された。
もっとも、そんな声はどこ吹く風と言わんばかりにひたすら事業を続け、足元ではモバイル契約数も600万の大台に乗り、ドイツでの大規模案件も動き始めた。
日々、数多くのネガティブコメントを受ける中、どのように「希望」「楽観」を描いているのか。
楽天モバイルや楽天銀行株売却といった自社ビジネスはもちろん、日本と海外を行き来する中で感じるパワーの差から、三木谷流の「日本復活論」。
そして60歳を間近に控え、口にした「引退」の本気度は。
NewsPicksの単独インタビューで、大いに語ってもらった。
INDEX
  • 日本の国民は、バカじゃない
  • ビジネスは、安パイだけじゃダメ
  • 失敗したって、やり直せばいい
  • 見る景色が違う「楽天銀行株売却」
  • 世界との差に、早く気付こう
  • 日本人が「最強」になるために
  • 来年は、モバイルの力を実績で示す