2023/12/26

【秋元里奈】食べチョクが、爆速で福島支援に踏み切ったわけ

NewsPicks編集部 編集者/記者
2023年の農林水産業界最大のニュースは、福島第一原子力発電所事故の処理水放出で風評被害が懸念された、福島沖の海産物出荷だろう。
中国どころか、国内でも風評被害を煽るような言説がメディアやSNSでも見られた中、いち早く漁業者の支援に乗り出した企業がある。
産直通販サイト「食べチョク」を運営する、ビビッドガーデンだ。
処理水放出が始まった翌日の8月25日から、影響が懸念される漁業者に対しては優先的に対応し、最短1日での出品を可能にした。
さらに、売り上げの早期入金や、水産物の1注文あたり500円を食べチョクが負担する 「#魚介を食べて応援 プログラム」も開始し、漁業者の不安払拭に向けて動いた。
NewsPicks編集部は、ビビッドガーデンの秋元里奈CEOを直撃。
支援にいち早く乗りだした背景には何があり、そもそも実家が農家の秋元氏は、福島の風評被害に対してどう感じていたのか。
今、徐々に見えつつある日本の1次産業への希望と合わせて、お届けする。
INDEX
  • 福島支援の「原体験」にあったもの
  • 意外だった消費者の「サポート一色」
  • 食べチョクで感じた業界の変化
  • DeNAや南場さんから学んだこと
  • 2024年は、もっと失敗したい