「大変恥ずかしい」と述べるも酩酊して自覚なし セクハラで社長解任のENEOSホールディングス斉藤猛氏
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こうした不祥事があること自体、「JAPANらしさ」を感じます。本当に恥ずかしいことです。
ただ、社内通報からトップの責任が問われた、という点は評価できます。わが国も確実に変わりつつあります。オジサン社会を早く終わらせなければ、と思います。企業は、従業員との雇用契約を結んでいます。この契約には、職場環境配慮義務が付随しています(労働契約法5条)。これが従業員にハラスメント禁止を求める根拠と言えるでしょう。ENEOSグループはしっかり対応していて、グループ行動基準にも明示されています。
(以下引用)
人権尊重
(1) 私たちは、人権に関する国際規範を尊重し、性別、年齢、国籍、人種、民族、皮膚の色、文化、思想、宗教、信条、政治的見解、性的指向、障がいの有無といった違いを十分認識のうえ、その多様性を尊重し、人権を侵害しません。
(2) 私たちは、内容の如何を問わず、差別・ハラスメントを行いません。
以下略
違反行為への対処と再発防止
(1) 私たちは、この行動基準に違反するまたは違反するおそれのある行為を発見した場合、上司への報告、関係部署への相談または内部通報制度の利用により、その解決を図ります。
(2) 私たちは、通報行為を理由として通報者に対して不利益となる行為を行いません。
(3) 私たちは、この行動基準に違反する事態が発生した場合、その原因を徹底して究明するとともに、効果的な再発防止策を定め、これを遂行します。
なお、私たちは、自らがこの行動基準が禁止する行為を行った場合、就業規則等に則り、処分の対象となることを認識します。
(引用終)
2023年2月には、同社取締役会で人権尊重・コンプライアンス徹底に関する取り組みの更なる強化・再徹底を決議し、役員向けハラスメント研修を実施、役員処分手続規則の制定等の対応を行った後の事件です。
「グループ従業員に指示する約束事」を指示しておきながら、研修を受けたトップ自身が守れないわけですから、処分は当然ということになります。ENEOSは取締役会が機能しているといえます。
処分理由は以下に詳報されています。
https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20231219_01_01.pdfいまどき本当にこんなことあるの!?と驚くしかありません。
ENEOSって、財務一般だけでなく、サステナビリティ関連でも開示内容がとっても充実していて、開示のお手本企業なんですよね。
でも、こんな大変恥ずかしい不祥事を知ってしまうと、口だけで中身がまったくともなっていないのでは!?と意地悪な見方をしちゃいます。