2023/12/15

【超簡単】今から間に合う、「自民パー券問題」何がダメ?

NewsPicks 編集部記者
政治とカネをめぐる問題が、ついに政権中枢に飛び火した。
自民党安倍派を中心とした、パーティー券における政治資金問題をきっかけに、岸田文雄首相が12月14日、内閣改造・党役員人事を行った。
改造人事では、松野博一官房長官や西村康稔経産相ら安倍派幹部を事実上、更迭。新たに大臣ポストに就任したのは岸田派や麻生派などに所属する面々だ。
▼官房長官
松野博一氏(安倍派)→林芳正氏(岸田派)
▼経済産業相
西村康稔氏(安倍派)→斎藤健氏(無派閥)
▼総務相
鈴木淳司氏(安倍派)→松本剛明氏(麻生派)
▼農相
宮下一郎氏(安倍派)→坂本哲志氏(森山派)
初めての官房長官記者会見に臨んだ林官房長官(14日、写真:時事)
自民党内の派閥が政治資金パーティーにおける収入を過少に報告していた疑いから広がったこの問題。
ところが、連日騒ぎになっている今回のパーティー券問題、どこまでがセーフでどこからがアウトだったのか、いまいち分かりづらい。
いったい、何が問題だったのか、さらに今後はどういった動きが予想されるのか。識者の解説を交えながら、サクッとまとめる。
INDEX
  • Q①「パー券」問題点は?
  • Q②なぜ安倍派が炎上しているのか
  • Q③なぜ政治家はパーティーを開くのか
  • Q④今後、政権で考えられる動きは

Q①「パー券」問題点は?