ミレイ新大統領が就任=経済危機に対処、対米重視―アルゼンチン
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明日に経済政策の骨格が示されるようです。そのため、ドル化の具体的なシークエンスは明日以降、ということになります。本当にやるなら、早い方が良いに決まっている政策です。ダラダラと移行期間を設けると、逆に闇市場でのペソ売りを誘発し、インフレ圧力が高まると考えられます。
もともと極端に小さな政府志向の主張をしていて、最初の大統領令は、「アルゼンチン政府の省を21から9にする」でした。
教育省、厚生省、文化省などが消滅します。
当然といえば当然ですが、内務省、外務省、国防省などは残ります。
「金が無い」というフレーズの繰り返しで、画期的に大幅な歳出削減が予告されています。10年後の日本の姿かもしれない。
と思って、割と興味をもって見ています。
貨幣には、①価値の交換機能、②価値の保存機能、③価値の尺度 の三大機能がありますが、極度のインフレを起こして②価値の保存機能が失われると、残りの①価値の交換機能や③価値の尺度も機能不全を起こすということを、あらためて認識しました。
機能不全になってしまった貨幣経済をどのようにして復活させるのか、新大統領の手腕に期待しています。
あと、アルゼンチンって国民の教育水準も比較的高いうえ、食料や資源もあるので、堅く国家を運営すると、すぐに復活するのではないかと予想しています。