アウトソーシングがMBO、米ベインキャピタルと 2000億円超
日本経済新聞
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ベネッセ、大正製薬など非上場化が相次いでいます。本件アウトソーシング社もその流れに沿うもので、MBOといっても、投資ファンドが大半の資金を提供しているようです。非上場化は一つの選択肢であり、否定するものではありませんが、ガバナンスやスチュワードシップコードの強化など、日本の株式市場の改革が進む中で、有力企業が市場から退出するのは残念な面もあります。
注目のコメント
派遣でも大手の一角で、製造業派遣に絞るとトップだと思う。
最近MBOが多いのでその観点で見ていくと、創業者が12.5%持っていてトップでもある。
下記でコメントした「創業家経営BUT拒否権まで持てていない株主構造」に該当する。現在は株主にアクティビストはパット見では見当たらないが、入ってきてからより入る前の方がよいといった判断もありそう(まだ報道なので、会社からの開示はなく、検討経緯などは分からない)。
米ベインやKKRなど複数ファンド、ツルハHD買収に名乗り-関係者
https://newspicks.com/news/9300982
ただ時価総額は売上1/3-1/5のテクノプロとかメイテックが上回り、PBRは業界競合に比べて低めの1.9倍(テクノプロやメイテックは4.5倍以上)。
この業界を調べたことはないが数値だけ見ていくと、テクノプロやメイテックは粗利率が25%以上に対してアウトソーシングは20%弱。各社販管費が15%前後なので、営業利益率でアウトソーシングが3%前後に対してテクノプロ・メイテックは10%以上となり、売上で大きく上回るが時価総額ではそうではないという構造に。