【最新研究】精子の「老化」の新たな仕組みを見つけた
NewsPicks編集部
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加齢によって精子の数や運動量が減ることは知られていますが、「老化」はそれだけではないことが、最近の研究で分かってきています。これまでも精子の老化について様々な報告をしてきた大隅典子・東北大教授らの研究チームによる、最新の研究成果を紹介します。
大隅教授には以前、連載「ディープな科学」でも寄稿していただきました。併せて読んでいただくと理解が深まると思います。
https://newspicks.com/news/5517788/body/?ref=search_3989911我々の研究成果を取り上げていただきました。少子化の中、「卵子の老化」だけでなく「精子」の側にも着目していただきたいと願います。
サイエンスポータルさんの記事では、オンライン記者会見の際にお伝えした生殖補助医療のリスクに関する基礎研究のことも取り上げておられます。
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20231208_n01/卵子のみならず精子の老化も十分に理解することが必要なことは間違いありませんが、研究成果を社会に還元するという視点で考えると、「遺伝率」に対してどのくらい「老化」の影響があるのかという視点も重要だと思われます。
分子生物学の難しいところは、ある疾患に着目したとき、要因が複数あり、カスケード反応やフィードバック機構などが存在し、機序が複雑すぎること。化学のように1対1で理解できないので、機序に関する情報を少しずつ積み上げていくしかない。