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サウディアラビアとUAEは、現代の中東の覇権をイランと争う枢軸というべき2か国ですが、その力の源泉は、いうまでもなく原油です。
 世界第2の産油国ロシアと両国は、OPEC+として、生産調整を通して原油価格を操作しようとしている、協力関係にあります。
 世界第1の産油国となった米国とは、競合関係にあります。

サウディアラビアとUAEにしてみれば、米国とも中国ともロシアともうまく付き合って、いずれからも利益を得たい、というつもりでしょうが、米国からはにらまれます。
 ロシアが両国に提供できるのは、兵器や原子力発電所などがあります。

UAEなどは、欧米のロシアに対する経済制裁も無視しており、ロシアとしては、プーチン大統領が堂々と両国を訪問し、無事に帰ってくるだけで、外交的勝利です。欧米による経済制裁が効いていない、ということが象徴的に示されます。
訪問の意図はわかりませんが、ロシアにとってUAEの重要性は増しています。

報じられているように、OPECプラスは先週会合を開き、ロシア、UAEを含むメンバーが追加減産を表明したと発表しました。市原油減産について、UAEとロシアは協力できる相手です。

ロシアが欧米から受けている制裁に関しても、UAEは重要な立場にあります。

11月2日に米財務省は、技術や装備品をロシアに供与し、ウクライナに対するロシアの戦争を支援したとして、トルコ、中国、UAEの企業を対象とした制裁を発表しました。

(また、11月16日に同じく米財務省は、UAEに拠点を置く海運会社3社がロシア産原油の価格上限規制に違反したとして、3社の米国内資産を凍結すると発表しました。)

UAEは、ロシアにとってはウクライナとの戦争に勝つために必要な軍事力を維持するための供給先のひとつでもあります。ウクライナとの戦争は膠着状態に陥っており、ロシアとしては露国内での兵士動員に加え、欧米による制裁を搔い潜って軍事品の調達し、長期戦・消耗戦を進め、疲弊したウクライナと停戦協議が始まった場合になるべく政治的に有利に進めたいと考えているのかと思います。

なお、UAEは、2020年にイスラエルと国交を正常化し、関係を強化してきました。今回のイスラエルとハマスとの紛争では、UAEはイスラエルに圧力を加えつつも協力関係を維持し中東地域の国際政治で影響力を維持しています。その意味でも、ロシアにとってUAEの存在は小さくないのかと思います。
ロシアのニュースメディア「Shot」が4日、ウシャコフ大統領補佐官の話として報じているそう