人間、賢すぎ。あるIQテストでわかったこと
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人間には簡単だけど、生成AIは苦手なテスト466問を、AIゴッドファーザーの1人であるヤン・ルカン氏が作ったよ、という論文
実用的には、人間が苦手な部分をAIが支援してくれば良いので、このテストの意味は薄い。実際、GPT-4は人間の苦手な部分を支援してくれるから、ChatGPTが流行った。
ただ、すべての能力で人間と同等かそれ以上の汎用AIを実現するには、こういうテストもクリアする必要がある、という問題提起でしょう。
GAIA: a benchmark for General AI Assistants
https://arxiv.org/abs/2311.12983たぶんLLMにはロジカルな推論能力が不足しているという指摘です。まさにOpenAIのQ*が飛躍的に向上したと噂された点ですね。
他にもいくつも足りない能力があります。数字の連続性を扱う能力や、新たな経験を記憶して的確に利用するする能力など。汎用AIに至るにはまだまだ進化が必要です。AIが出てきた当時からも、リスクとして言われてきましたが人間がこれまで行ってきた作業が全てAIに代わってしまうというものではなく、AIで出来るのであればAIに任せればよい領域と、それを最後に補完するところで、人間が発揮できる要素があると思います。そこは、AIでは出来ないまたは苦手な面だと思いますので、逆にこの領域は人間には追いつかない領域だと、予めわかっておく方が棲み分けしやすいですね。とはいえ、AIも進化するので、また出来る部分はこれからも更に増えると思いますが。想像力を働かせることが、苦手と問題提起をすれば、これから想像力を持たせたAIへの進化に向けて技術者が更に取り組んでいくべき議題ができたわけですね。