2023/11/29

【保存版】住みたい街ランキングを「路線図で見る」と面白い

住みたい街ランキングのニュースが出ると、ついついチェックすることはないでしょうか。

ただ、住みたい街ランキングについては、不動産関連のさまざまな企業が発表していて、玉石混交状態になっています。

NewsPicks編集部は今回、報道されることが多い5社の最新ランキングを、首都圏の主要路線図に落とし込んで、一覧化しました。

👇この下にある目次機能「▽INDEX」から気になる路線をタップすると該当箇所まで飛ぶことができます。
INDEX
  • 🏠 各社で「基準」は全然違う
  • 1️⃣「茨城⇆東京」の路線
  •  🚆つくばエクスプレス
  • 2️⃣ 東京都内の路線
  •  🗼JR:山手線/中央線
  •  🗼東京メトロ:銀座/有楽町線
  •  🗼東京メトロ:南北/東西/大江戸線
  •  🗼ゆりかもめ・りんかい線/京王線
  • 3️⃣ 「東京⇆神奈川」の路線
  •  🚉 東急:東横線/田園都市線
  •  🚉 JR京浜東北線/みなとみらい線
  •  🚉 JR:東海道/横須賀/横浜線
  •  🚉 小田急小田原線/京急本線
  • 4️⃣「千葉⇆東京」の路線
  •  🚃 JR:京葉線/常磐線
  •  🚃 JR:内房線/外房線
  •  🚃 JR:総武線/総武本線
  •  🚃 北総鉄道北総線/京成本線
  • 5️⃣「埼玉・群馬⇆東京」の路線
  •  🚈 JR京浜東北線(東京駅以北)
  •  🚈 JR:高崎線/武蔵野線
  •  🚈 東武:伊勢崎線/東上線
  •  🚈 西武:池袋線/新宿線
  • 📍2024年も都心と郊外の二極化

🏠 各社で「基準」は全然違う

住みたい街ランキングのニュースを理解する上で重要になるポイントは、そもそも集計方法が異なることだ。今回取り上げる5つのランキングは、それぞれ特徴がある。
 1️⃣ 人気投票SUUMO

リクルートが運営する不動産情報サイト・SUUMOの「住みたい街」はインターネットによるアンケートで集計される。つまり、人気投票であり、「穴場」が上位になりにくい傾向がある。
 2️⃣ アクセス数のアットホーム

不動産情報サービスのアットホームは、駅ごとにアクセス数の多さを順番に並べている。

その上で、都道府県別に「購入」と「賃貸」の項目でそれぞれ「人気の駅ランキング」を作っている。

 3️⃣ 問い合わせ重視のホームズ

LIFULLが運用する不動産ポータルサイト・ライフルホームズの「住みたい街」は、掲載された物件のうち、実際に不動産業者に問い合わせをした数から算出している。

つまり、実際に物件確認の電話をしたり、内覧するなど、ユーザーのアクションを重要視している。

 4️⃣ ローン購入実績のアルヒ

住宅ローン専門金融機関であるアルヒ(ARUHI)は、実際にローンを組んで購入したユーザーのデータを中心に「本当に住みやすい街大賞」を発表している。
 5️⃣ 住人に聞く大東建託

賃貸住宅大手の大東建託は、同社の賃貸情報サイト「いい部屋ネット」の冠をつけたランキングを作っている。

このランキングは、実際に住んでいる人が住み心地や住みやすさをどう感じているかを調査している。

「幸福度」と「住み続けたい」というトピックに分けて、自治体別のランキングも作っている。今回の記事では、駅別の幸福度ランキングを取り上げた。

1️⃣「茨城⇆東京」の路線

 🚆つくばエクスプレス

この前提でまず、東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」の路線図から見ていこう。
つくば駅は、SUUMOの「住みたい街」で首都圏29位。アットホームの「人気駅」で、賃貸で県2位、購入で県4位の上位につけている。
駅前に大型商業施設もある「流山おおたかの森駅」(千葉県流山市)は、アルヒで首都圏2位、いい部屋ネットで同9位、SUUMOで同16位──と高評価だ。
常磐自動車道とつくばエクスプレス(写真:dreamnikon/Getty Images)

2️⃣ 東京都内の路線

 🗼JR:山手線/中央線