パナソニックHD、車載子会社株の一部売却で米アポロと基本合意
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オートモーティブ事業は、2023年3月期実績で売上1.3兆円の事業だが利益はほとんど稼げていない。車載インフォテインメントシステムや車載スイッチなど自動車部品で、車載電池はエナジー事業にあり入っていない。
持分法になるということでは過半を売却するので、結構大きい意思決定。また将来の上場を視野に入れるという点では、パナソニックヘルスケアのように一旦PEに売却して上場という流れをもう一度狙っているのだろう。なお、この時はパナはKKRに8割売却した。
車載系の業界の最近の流れを考えるとメガサプライヤー化があるので、上場以外に売却とかもあるのではないかと思う。一方でその際には持分法であることは意思決定をしにくくしそうに思い、また人員整理などは想定していない、という現在の方針とのバランス含め、今後どうなっていくか。車載電池以外の車載事業となると、電池と同じかそれ以上に競争が激しいので必ずしも利益が潤沢な事業とは言えないのか…
OEMからの値下げ要請やインフォテインメント領域はTier1同士の競争も激しい。
最近だと、Tier2がTier1になろうとする、など様々な形で事業領域の変革を迫られる。
この車載領域で利益を確保しようと思えば、多様な事業領域を手掛けてシステムサプライヤーとして一括受注できるようになるしかない。(何かの事業では赤字でも何かの事業では利益を取り全体で利益を稼ぐ)そのための一手なのだとすれば、これは納得出来る。
一方で、パナソニックグループだから入社したのに…という人は不安な人も多いのではないか。大企業でも安泰な時代ではなくなって久しいが、それでも、やはりこの手の洗礼を受ける人は近年様々な大企業で増えてるように思う。これはビックリと思いきや、一部の売却に限られるのですね。この辺りがパナらしい。
成長分野と考えていると思っていましたが、違うんですね。
完全売却するのか、それともこのまま一部の売却に留まるのか?注目ですね。