2023/11/19

【革新】あったかい学校の「巻き込み力」がすごい

NewsPicks編集部 記者
小中学校の不登校児童生徒約30万人──。
この対策として注目されている取り組みが校内教育支援センター(校内フリースクール)だ。
「不登校」と言っても、どこまで登校できるかは実は児童生徒による。
学校には登校できても、学級には行けない子どもたちは、保健室や校長室などが受け皿になっていた。
少子化で児童生徒が減る中、余った教室を活用して、不登校の児童生徒たちの登校しやすい環境を作り学習指導することが狙いだ。
文部科学省も2023年度の補正予算案で29億円を計上し、校内教育支援センターを6千校に新設を目指す。
こうした取り組みを2019年から先駆けて実施してきたのが神奈川県横浜市青葉区にある横浜市立山内小学校だ。
どのように取り組みを始めて、どう誰一人取り残さない学校に向けて動いてきたのか。同校の佐藤正淳校長に話を聞いた。

始まりは一人の男の子