2023/11/18

【週末に読む】なぜ人間は「料理」をすべきなのか?

NewsPicks編集部
一汁一菜──ごはんを中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ1品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイル──を、家庭料理のネオスタンダードとして提唱し、食事づくりを負担に感じていた人々から圧倒的な支持を得た、料理研究家の土井善晴さん
「食べること」の大切さを説きながら、「より良い生き方」を縦横無尽に語る土井さんは、いま最も注目される「思想家」と言っても過言ではないだろう。
土井さんの新刊『味つけはせんでええんです』(ミシマ社)は、「一汁一菜」のさらに先にある、和食の奥深さを伝える一冊だ。私たちはそこから、どのような「生き方」を学べるのだろうか?
INDEX
  • 和食に「味つけ」がいらない理由
  • 日本の食は「歪んで」しまった
  • 現代人は「情報」を食べている
  • 「本当のおいしさ」の見つけかた
  • 料理とは「人間らしさ」の体現