日本の宇宙ベンチャーispace 月着陸船を2024年冬に打ち上げへ 月面探査車のデザインも公表
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ispeceがいまチャレンジしている『月に物を運び、着陸し、月の砂を持ち帰る』といったことは、宇宙開発への第一歩。
ispaceの手掛ける、月面輸送の市場規模は、PwC社の予測で2020年~2040年の世界の月輸送市場の累計規模は最大約1,020億米ドルと見込まれていて、そのうち日本は約12%を占めると予想されています。
また、日本の宇宙産業の市場規模を日本政府は、2030年代初頭には今から倍増させたいとしています。そこで、政府も力が入っています。先月、政府が「宇宙スタートアップ」16社に約388億円の投資を決めています。「宇宙分野」は民間の投資だけでなく、政府の後押しがあります。この388億円の予算は「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR」の枠組みによるものですがispaceはそのうち、最大120億円が交付されることが決まっています。かなりインパクトのある数字ですね。
https://www.businessinsider.jp/post-277196
月へ物を運び、月面のへの着陸を目指し、さらには、月面に着陸したあとに移動したり、月面を開発するステージです。2030年頃までには、年間2回ほどの定期的な月面輸送を目指しています。物を運べるようになれば、今よりもずっと月面の開発が効率的に進みます。そうすると、民間事業者をはじめ、産学官の多様なプレーヤーが宇宙開発へ参画することでより、宇宙産業が拡大していくことになります。
日本のスタンスとしてはアメリカの提案であるアルテミス計画に参画することを決めています。いずれ、火星に着陸することを視野に入れつつも、まずは月での持続的な活動を目指す方向性で動いています。さらに、地政学リスクが高まるなかで通信衛星の利用や安全保障上の観点などから、自前の宇宙輸送手段を確保できる意味は非常に大きいと思います
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