2023/11/16

【注目】中国の繊維大手に対抗できる「付加価値」の作り方

NewsPicks 記者
繊維大手・東レの、北陸における「系列企業」だった約80社が参加する「東レ合繊クラスター」は、日本の繊維市場がシュリンクしていく中でも、緩やかに成長を続ける団体だ。
第1話では、参加者の「主体性」によって団体を運営するという団体のユニークさについて解説した。
地方の中小企業が協力し合って、新しいものづくりに取り組んでいく。その理想は、とても美しい。でも、現実はそう簡単ではない。
それぞれが自立して協力し合うということはどれほど実現できるものなのか。この組織の目指すべき未来とは何か。
第2話では、そんな疑問を、東レ合繊クラスターの中核企業、小松マテーレの佐々木久衛社長と、東レ合繊クラスターの会長を務める丸井織物の宮本徹会長にぶつけてみた。
INDEX
  • 「本気」さに驚いた
  • 1社だけでは、戦えない
  • 最速を捨て、職人の感性で戦え
  • 意思決定の遅速は「悪くない」
  • 個性はバラバラ、心意気は同じ
  • 「棚ぼた」狙いは通用しない
  • 自主的に応援しあう「産地」

「本気」さに驚いた