ガザ北部で1日4時間戦闘休止へ 民間人避難、「人道回廊」を設置
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ハマスの壊滅を狙うイスラエルからするとこの4時間の意味は。準備や休息にも充てられるだろうから、それをハマスが理解して攻勢にでる機会の4時間になってしまうのでは。形骸化してしまいそうで、根本的な一時停戦の意味を持つのだろうか?
注目のコメント
毎日4時間の戦闘休止、は、イスラエルから見ていくつかの使い道があります。
そもそも、ガザ地区での戦闘の目的は、ハマースを根絶することであり、より正確には、ガザ地区からイスラエルへの脅威が発生する可能性を断つことです。
これは、ガザ地区のパレスティナ住民が、ほとんどいなくならないと無理なことです。
皆殺しが選択肢に入らない場合、1番現実的なのは、隣国のエジプトに追い出すことです。
毎日4時間の戦闘休止時間には、エジプトからガザ地区に水や食料が運びこまれるとともに、ガザ地区からエジプトに負傷者などの避難者が運び出されます。
負傷者は、ガザ地区にはすでに何万人もいるし、これからもどんどん増えます。
イスラエルとしては、毎日、数百人ずつであっても、ガザ地区住民のエジプトへの追放を始めることができます。なんなんこの4時間って。そんなんで安心して避難できるわけないでしょ。瓦礫や町の損害が酷くて移動手段もままならないのに… どうにかならないものなのか。
ガザ北部から南部までは40-50kmの距離があり、今北部にのこっているほとんどの人は移動手段は歩きしかないようです。
そのような住民たちが1日4時間で南部まで避難できるとは思えませんが。
途中の屋根のない場所で翌日の戦闘休止時間まで空爆を耐えるのも怖いでしょうし。
とりあえず停戦もした、というポーズのための施策でしょうか。
一般市民のことを考えるとあまり意味のある一時停戦の方法とは考えにくいです。