ソフトバンクG、赤字1.4兆円 9月中間決算、投資先の株価下落
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1兆円近くを投資で損してるけど、デリバティブでも取り返してるので、実際の投資のマイナスは3000億くらい?円安による為替のマイナスが数千億円あるみたいなので、その影響もかなり大きそうです。
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まだ短信の情報ですが、赤字1.4兆円の内訳を見てみます。
(単位:10億円)
売上高 3,227(ソフトバンク事業およびアーム事業)
売上総利益 1,732
販売費及び一般管理費 △1,354
投資事業以外の営業利益 378
投資損益 △963(うちアリババに係る損失237 未実現評価損失662)
財務費用 △295(ほぼ利息)
為替差損益 △648(ドル建てが負債超過で円安となったため)
デリバティブ関連損益 701(アリババ株式を利用した先渡売買契約等)
その他の損益 △80
税引前利益 △907
法人所得税 △197
純利益 △1,105
親会社の所有者に帰属する純利益 △1,408
1.4兆円の内訳としては、為替によるものと未実現損失に関するものが大部分です。アリババは損失(あくまで2023年3月末時点での時価から)が出ていますが、先渡売買契約で利益に戻しているようです。1.7兆円の最終赤字を出した22年3月期の決算発表会で、孫氏は「今取るべき行動は徹底した守り」と断言して「継続的な資金化」と「投資基準の厳格化」の二つを実行すると宣言した。
つまり、キャッシュの流入を継続的に確保し、流出を抑えて守りを固めようとしているソフトバンクグループのP/Lや四半期決算を取り上げても無意味と思います。