スカイマーク株を電撃取得､大株主｢鈴与｣の衝撃
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鈴与は全国区ではあまり知られてないが、地元静岡ではガリバー的な企業グループですね。特に港湾含む物流網を牛耳っていて、地元の中小の物流業者は鈴与に逆らうと業界で生きていけないという噂も。。笑
航空会社の世界の三大派閥ネットワーク。
ANAが加盟のスターアライアンス、JALが加盟のワンワールド、エールフランス、デルタ、大韓航空などを軸としたスカイチーム。
別のグループを跨っての鈴与の出資はたしかに業界の常識破り、掟破りかもしれないが、あくまで国内の静岡空港をメインとした鈴与と、全国的に強いスカイマークとの連携はビジネス的なメリットは大きいかもしれない。
この辺りの大胆な意思決定はオーナー企業ならではの強みかもしれない。大企業のサラーリーマン社長には難しい。ファンド出資案件ではIPO時に保有株式全てを売却する資本政策も、セカンダリーの株価形成を考えると有効です。その点では、インテグラルが保有株式を減らしていくことは自然の流れ。鈴与が大株主になることでのスカイマークの成長戦略、エクイティストーリーが気になります。
静岡市を代表する地域財閥、鈴与。
江戸時代は清水港を拠点とする回船問屋でしたが、20世紀の初め、４代目鈴木與平氏が、清水港でとれたマグロの缶詰をシーチキンと称して米国へ輸出する商売が大当たりし、巨大化しました。
静岡県が今に至るまで、缶詰製造全国１となったきっかけでもあります。
現在の当主は８代目鈴木與平氏です。
当主が鈴木與平だから鈴与です。
現在は、缶詰製造の清水食品は、グループの一角を占めるに過ぎず、静岡市回りの物流、流通が主な事業です。
JR東海道線や静岡鉄道の駅の周りの土地は、かなりの割合で鈴与グループが所有しています。
静岡市では、清水エスパルスの運営企業も鈴与グループであることで知られています。
