ファーストリテイリング 原材料調達までの全工程を自社で管理する生産体制へ
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注目のコメント
この記事ではサプライサイドの論理を感じさせますが、消費者や社会などのデマンドサイドからの要請に応じたものである側面もあるのではないかと思います。原料まで追えるトレーサビリティを完備することでサステナビリティ時代の説明責任に応える取り組みでもあります。アパレルビジネスはサプライサイドのコスト効率を多少落としてでもサステナビリティに正面から取り組むことが求められています。
この動きはファーストリテイリングに限らず大きなアパレルブランドはほぼやり始めています。人権や環境に関するリスクを管理する一面もあるんですが、サプライヤーが調達をブラックボックス化してた面もあって、サプライチェーンの主導権を取り戻してコストをさらに厳格に管理しようとしているのです(必ずしもコストダウンではない)。少数精鋭のサプライヤーと言ってもユニクロだと100社近くあるんで、どこか一社への依存度が高まるってことはないです。
よくある流れ。
黎明期はリスク管理としてBetterな領域でコストがかかる。段々にリスク管理としてMustになる。でも結局、普段からリスク管理をやらされではなくちゃんとやっている企業は、Betterの期間に時間をかけて、経験を蓄積している。
安かろう悪かろうには厳しい時代になるし、ファストリなどのような規模や経験を持たない企業に対しては、基準にのっとった素材やその管理を商社などが一層やっていくのではないか？（もうやっている部分もあるだろうが、商流のなかでの付加価値としてより増える部分、として）
