【過酷】3カ月で上場廃止。「日本からナスダック上場」の現実
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東証よりも入学が楽なナスダック、という流れなんですね
入るのは大変だが入っちゃえばぬるま湯という日本と入るのは簡単だが居続けるのは大変な米国というのは大学と同じ構造なんですね
まあ、確率論で爆伸びする会社が出てくるのであればそういう会社以外はどんどん淘汰されていくというのも正しい姿とも言えるので、ことさら大騒ぎしなくても良いのかもですが、入り口の楽さだけを強調してコンサルで儲けるというのであれば確かにいかがなものか、とは感じますがどうなんでしょう
しかし、ピクシーダストの数字初めてちゃんと見ましたがかなり厳しいですね。売上7億で赤字20億円。20億調達したが毎月2億円が燃えているとのことで、その間に利益が出る事業を生み出さないといけない状況ですねナスダック上場というもの自体を否定したいわけではありません。しかし、上場するだけで何億円もの費用がかかります。それに見合う成果を残さないと意味がない。安易に「誰でもできる」と煽るのではなく、現実を知るべき。多くの人に話を聞けば聞くほど、そんな思いを強めました。
鬱々とした話ばかりですが、唯一といっていいほどの好例は、くら寿司のアメリカ法人です。2019年に上場し、上場後も資金調達を成功させています。明日の特集2日目は、その上場に関わった方へのインタビューをお届けする予定です。これは日本でもそうですが、何のために上場するのかがはっきりしていない企業が結構多いと感じます。結果として、得られた資金も運転資金的に使われてジリ貧…。スタータップはますます資金調達が厳しくなる中で故クリステンセン教授の言う「利益は早く、成長はゆっくりと(=利益の出ないビジネスモデルでどれだけスケールしても意味ない)」をもう一度かみしめてみる必要があるのではないでしょうか。