（ブルームバーグ）： 米娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーは１日、同業コムキャストから動画配信サービス「Ｈｕｌｕ（フールー）」の未保有株33％を取得すると発表した。最終的な取得価格が決定される評価プロセスは来年まで続く見通しだと説明した。
ディズニーは発表資料で、少なくとも86億1000万ドル（約１兆2900億円）を支払う見込みだとした。ディズニーとコムキャストは以前、フールーの評価額を275億ドル以上にすることで一致していた。両社はまた評価作業に少なくとも投資銀行３行を起用すると説明していた。
コムキャストは発表資料で評価プロセスを楽しみにしているとした上で、フールーの並外れた価値が反映されることを期待していると表明した。
コムキャストのブライアン・ロバーツ最高経営責任者（ＣＥＯ）は加入者数約5000万人のフールーの価値は275億ドルをはるかに上回ると述べていた。
昨年11月にディズニーＣＥＯに復帰したボブ・アイガー氏はフールーと「ディズニー＋（プラス）」との統合に取り組んでいる。
原題：Disney Begins Appraisal Process for Comcast’s Hulu Stake (2)、Disney Offers $8.61 Billion for Comcast’s Stake in Hulu（抜粋）
(評価プロセスなどの情報を追加して更新します)
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