企業の「本気」は有価証券報告書でわかる。「全部読んだ人」に聞いた日本企業の現在地
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人的資本に関する情報開示として、男女賃金格差などの情報の開示が義務化されました。単なる数字の開示に終わらず,会社の存在意義や競争優位性に関連付けたストーリーを語られるかどうか。そこがグローバルの土俵で戦える企業かどうかの違いだと思います。大変示唆に富んだ記事でした。
注目のコメント
あまり詳しい分野ではないのですがコメントを
人的資本というので会計に「どう反映させるんや?」というやり取りを見た記憶があります。開示項目としては案の段階ですがこんな感じのようです。
人材育成、リーダーシップ分野
・後継者の育成プロセス
・自発的、非自発的離職率
・研究者の確保、定着への状況
労働慣行分野
・基本給と報酬総額の男女比
・団体交渉協定対象の割合
・福利厚生の種類や対象
健康安全分野
・従業員の欠勤率
・労働災害発生割合
多様性分野
・性別、人種、民族の割合
・産休・育休の取得率
・期間中の差別事例の総件数
有価証券報告書に載っていても見にくいでしょうからHP自体にも載せるようになるのでしょうか。採用の応募者からすると嬉しい情報でしょうね。
一方で数値が悪い会社からすると上場のリスクが高まりそう。>──人的資本経営について、もう少し詳しく教えてください
>従業員それぞれが自主的に、働く上で必要だと思うスキルやノウハウを身につける、つまり人的資本を高める心持ちになるよう働きかける経営であり、さらに、個人が持つ人的資本を束ねて、組織的な人的資本に変えていく経営です。
これ、全然説明になっていないというか、『資本』という概念が分からない人には伝わらないでしょう。
今までは『従業員』を『人件費=コスト(原価や販管費)』またはヒトモノカネと言われるように『資産』と認識してきたのだけど、それを『資本』として認識しよう、という話。
ではそもそも『資本』とは何か?という話です。
これは会計(アカウンティング)を学ばないと肌感覚として分からないでしょうから、まずはみんな会計を学びましょう。ファイナンスでも、資本の概念は学べるかな。