米ジェットゼロ、翼胴一体型デザインで排出量削減を目指す
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全翼機はいわゆる空気抵抗が最も少ない形状の飛行機であり、ノースロップ社の生みの親であるジャック・ノースロップの夢でもありました。以来、未来の航空機として必ず話題に上りつつも、なかなか実際の機体を開発するニュースは流れてきませんでした。
ネックになるのはまずは垂直尾翼がないことによる機体の安定性の確保ですが、これについてはこの機体は大きなウィングレットを持っており、また機体の姿勢制御の性能も向上しておりその点では問題ありません。あとは記事中にあるような与圧時にかかる圧力の問題であり、円筒形であれば内側からの圧力には比較的強く、構造上の破壊も発生しにくいメリットがあるのですが、不定形だと一部に応力が集中するなどの状況が発生し、結局その部分を強化するなどの対策で自重が重くなりせっかくの効率が失われるというデメリットがあります。製造治具やパーツの類も専門的なものとなりがちで、応用が効かないことから工業製品として高価になりがちなところも航空機製造メーカーに二の足を踏ませてきた実態があります。
全翼機に似たような特徴を持つフライングVという機体をKLMが主導して開発するとして数年前にニュースになったことがありますが、この界隈ではそれ以来のニュースかと思います。この機体もNASAが長年テストしてきたものですので、輸送機などの形で実を結ぶのは間違いないでしょう。旅客機については、実際にどれほど燃費が良いのか、またトータルの運用コストが低減できるのか、に大きく左右されると思われます。このBlended Wing Bodyの設計・制御で博士を取得した学生(留学生)がJetZeroに就職したところです.
当たり前ですが,ちゃんと設計・制御すればちゃんと飛びます.
https://www.facebook.com/take.tsuchy/posts/pfbid0emLjimxRT4X3LPZyLcVg9ibUzoLmou4edV5rtZwHGrtAHswAUd6ReZALQsCUWrAcl
JetZeroは最近,米国防省から助成金を得て,ノースロップ・グラマンの子会社であるScaled Composite(リチャード・ブランソンのVirgin Galacticの元機体を開発した会社)
https://newspicks.com/news/8425198?ref=user_2112738
https://newspicks.com/news/3373392?ref=user_2112738
と機体開発を本格化したところです.相当垂直統合しないと作れないでしょうねぇ 空港・整備施設の変更も なので商用は時間かかるかと ただ全部電動プロペラで、って訳にも行かないですからねぇ
そういえばこれも翼上置きですねぇ、エンジン