【急上昇中】パレスチナのスタートアップ群に起きた悲劇
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ガザ地区の1人当たりGDPの算出は難しいですが、1300ドルくらいではないかといわれています。カンボジアくらいです。
なお、ヨルダン川西岸地区だと、5000ドルくらいです。
https://thedocs.worldbank.org/en/doc/65cf93926fdb3ea23b72f277fc249a72-0500042021/related/mpo-pse.pdf
アラブ諸国でも、エジプトやヨルダンだと、3500ドルくらいです。
スーダンやシリア、イエメンのような紛争を抱えている国だと、600ドル以下です。
このあたりが、「パレスティナ支援」について、アラブ諸国が釈然としていない点の1つです。
紛争でもっと数十万人の死者が出ている国も、経済が破綻している国も、餓死者が増えている国も、中東には複数あります。
なぜパレスティナばかり、先進国からも、国際機関からも、援助が集まり続け、メディアに取り上げられ続けるのか。
それに、教育水準も、パレスティナ人は、アラブ諸国の中では、かなり高い方です。
この違いは、イスラエルの利益に関わるかどうか、で左右されています。
イエメンやスーダンの紛争は、イスラエルに直接の影響は比較的少ないですが、パレスティナ人については、イスラエルの安全保障上の主要課題であるからです。
先月まで、パレスティナ人を経済的に豊かにすれば、ハマースを含め、イスラエルを攻撃することは無くなると、広く考えられてきました。
イスラエル政府を含めてそう考えられ、イスラエル政府も水と電気をガザ地区に無料で供給し、ガザ地区住民に雇用と所得を提供してきました。
米国と米国政府が後押しする企業が中心ですが、日本を含めた先進国も、国際機関も、ガザ地区で産業をつくり、経済発展させる支援を拡大してきました。
今月になって、この考え方は急転して、ガザ地区を経済的に豊かにすればイスラエルを攻撃しなくなる、とは誰も考えなくなりました。
経済的開発が無駄である以上、有効な選択肢は、殲滅か、追放か、物理的な封じ込め、くらいしか残っていません。大変申し訳ないが,ガザといえば10.7が無くてもいつ戦争に巻き込まれてもおかしくなかった地域。エルサレムの3宗教における聖地である点が解決する見込みは短期的には無い。辛うじて和平合意したオスロ合意でさえ2年で崩壊した。
パレスチナなどその地域に生まれ育ったならいざ知らず,そうでない状況でガザをスタートアップの場所に選ぶこと自体,リスク軽視も甚だしいと私なら考える。その地域で生まれ育った場合を除き,外部からこうした場所に設置すればそりゃ完成前に空爆破壊などは目に見えているように外野からは感じる。日本にいての空爆可能性とは段違いなわけで。