投信値下げ競争、ニッセイアセットも参戦 準大手に波及 - 日本経済新聞
コメント
注目のコメント
低コストのポイントは、有名でない指数を使っている点。手数料が下がるなかでの指数コストの話については、下記の記事がオススメ。端的にはS&Pなどは3bpsほど(これも規模とか色々な条件で変わるもの)で、このファンドの信託報酬料率だと半分を超えてしまう。
一方で時価総額荷重指数はノンブランドでも実態としてはほぼ同じようなものは作れるので、料率競争をするファンドはこういうのを使う。
鯨の後ろにいるアイツ(雑感とリサーチ)
https://newspicks.com/news/7915649
上記でのコメントと重なるが、5年くらい前から海外でそういう流れは見え始めている。また規模を取れれば儲かるので、証取も指数ビジネスを拡大している。
JPモルガンの日本ETF、快進撃-低手数料奏功し資金流入(2018年7月)
https://newspicks.com/news/3178311
Asset manager shares dive after no-fee fund launch(2018年8月)
https://newspicks.com/news/3216562
データで稼ぐ、変わる世界の証取 M&Aも加速(2019年8月)
https://newspicks.com/news/4141346
なお、最近の自分の課題意識は、コスト競争が行き過ぎているということ。
信託報酬、破格の0.077% 「SOMPO123先進国株式」のカラクリとは(2022年2月)
https://newspicks.com/news/6692140
コストにこだわり残高2兆円 インデックス投信eMAXIS Slimの次の一手(2022年2月)
https://newspicks.com/news/6751211運用会社が自らの首を絞める低コスト投信の信託報酬の引き下げ競争にはうんざりしますが、そのための施策としてベンチマーク指数を代表的なS&P等とは別のものを使用するという工夫は評価されるべきと感じます。
ニッセイアセットは11月から投信の新シリーズ「ニッセイ・S」を投入する。第1弾は米国株に投資する「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」で、信託報酬は年0.057%。三菱UFJアセットマネジメントが運用しS&P500指数に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」よりも4割ほど低くした。
信託報酬を抑えるためにドイツの指数算出会社「ソラクティブ」が提供する「ソラクティブGBS米国500指数」を採用した。米国の時価総額上位500銘柄で構成し、S&P500指数との相関も高い。指数として「十分に代替可能」(ニッセイアセット)と判断した。ニッセイアセットはソラクティブの指数を活用し、年内にも外国株ファンドを追加投入する方針だ。