10兆円ファンド支援で「人に投資」 東北大学長に聞く
日本経済新聞
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大学教授は研究のプロではありますが、必ずしも経営のプロではないため、経営については専門家に委ねる必要があります。国立大学だけでなく、私立大学にも当てはまります。良い動きですね。
「トップの選解任や経営戦略など重要事項を決定する「総合戦略会議」を新設し、構成員の過半数を学外者にする計画です。」「大学ファンド」(JST助成勘定)の2022年度の運用実績は、実現収益額(簿価ベース)に評価損益額の増減等(時価ベース)を加味した収益額(運用手数料等控除前)として、604億円の赤字だった。損益計算書上は、資金運用収益が805億円あって、当期総利益が742億円あるから、東北大学へ100億円出せるといっている。
しかし、「大学ファンド」の2022年度末の保有資産の時価評価による評価差額(貸借対照表上の「その他有価証券評価差額金」)はマイナス1259億円である。将来生じうる損失に備えた積立(ないしは引当)をせずに、国際卓越研究大学に指定したからすぐさま助成するといっていて、そんな仕組みが持続可能なのか。東北大学の姿勢以前の問題として、「大学ファンド」は9兆円もの借金をして資金運用をしているというところに根本的な問題がある。