三菱UFJ、米モルガン提携15年 出資額の2倍を利益回収
日本経済新聞
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この提携の成功は、そもそもなぜ、他のメガバンクではなく三菱UFJが危機時の資本提携に踏み切れたのか、から考える必要があると思います。
2000年代初頭、邦銀大手行が経営難に陥った時、他行が優先株等質の低い株式で資本比率を嵩上げした一方、唯一、希薄化覚悟で普通株増資に踏み切ったのが三菱UFJでした。
その後の危機でも資本力の相対優位が、モルスタ出資というリスクテイクに踏み切ることを後押ししたと考えられます。
財務戦略あっての成長戦略、ということの好事例でしょう。
注目のコメント
提携交渉当時の中の人としてうれしく思います。
打算とリスペクトという、一見相反する感情が当時の両者にあったのを思い出しました。
しかし、
「数十年続くアライアンスだと言い続けている。そろって恩恵があってこそ提携関係は機能する」というジェームズゴーマン会長(モルガン・スタンレー)の言葉はその通りで、過去のことは過去のものとして、新しい「相互の恩恵」を生み出す知恵が、まさにこれから求められている、と改めて思います。