2023/10/8

【世界が注目】リペア文化が育てる「人とのつながり」

濵田 尚子

藤田 美菜子

海外ではパソコンやスマートフォンなど、電化製品を中心に自分で修理する”リペア旋風”が巻き起こっている。

「修理をする権利（ライト・トゥ・リペア）」や環境に対する意識が高まっていることも、もちろん大きい。だが、インフレが進んで家計が厳しくなる中、「少しでも長く使って節約したい」という消費者の切実な事情も、トレンドを後押ししている。

日本に目を向けてみると、久しぶりのインフレがお財布を直撃しているのは海外と同じ。むしろ円安が加わって、より厳しい状況にある。

そんな背景もあって、欧米に比べて出遅れてきた「リペア」の需要も少しずつ拡大している。しかも、エコや節約だけではない、リペアの意外な効用に注目する動きも出始めた。

日本でも芽吹き始めた「リペア革命」の兆しを見てみよう。

INDEX

• 靴の値段は1.6倍に
• 成長するこども服
• リペアだからできること
• 老人からこどもまで

靴の値段は1.6倍に

コメント

注目のコメント

• 濵田 尚子

  NewsPicks マクロ・マーケット担当記者

  ・2023年10月08日

  パソコンやスマホが動かない！そんな時、私はすぐ、ガジェットに詳しい友人にＬＩＮＥや電話してしまいます。そう考えると、家のそばにちょっと修理に詳しい人が集まる場所があれば気軽に持っていくかもしれません。代わりに外れたボタンを直すくらいなら私にもできるかもしれません。それぞれがちょっと得意なリペアを提供しあうカフェ、日本でも広がれば素敵だな、と思いました。
• 安藤 益代

  株式会社プロゴス 取締役会長

  ・2023年10月08日

  自分のワードローブが、モノ選びの資産となって残っているという見方は、新鮮でした。
  服やバッグは、修理以前に流行遅れになると使わなくなるものが多いです。
  でもこれらをコストでなく資産と考えたら、定番を選んで修理して丁寧に長く使えるものという選び方に変わっていくと思います。
  この三連休で衣替えをしようと思っていたところなので、この記事を読んて、そんなことを考えました。
• 山本 健一

  地方公務員

  ・2023年10月08日

  リペアという発想が普及してきているんですね。
  
  今までは所有物は、使えなくなる前にメルカリで売るようにしていました。
  しかし、使えなくなるまでの期間をリペアによって大幅に伸ばせれば
  そもそも売らなくてもずっと使えるという発想は確かにありですね。
  
  一方でリペアには専門的な知識とスキルが必要という印象を持ちますが
  記事によると、意外と簡単にできるものも多いとのこと。
  何事もまずはやってみることが大事ですね。