mRNAワクチン「何百万人の命を救った」 ノーベル賞にカリコ氏ら
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ノーベル生理学・医学賞に値する研究成果だと誰もが納得するものだと思います。新型コロナワクチンをまさに接種した人が多かった昨年にこそ、受賞するだろうと有望視されていましたが、昨年のノーベル生理学・医学賞は古代人類ゲノムの解析というテーマの受賞だったため、昨年の質疑応答でもmRNAではないのかという旨の質問がなされていました。授賞理由は「新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン開発の基盤技術」とのことですが、新型コロナウイルス以外の今後出てくるであろうあらたな感染症や、癌など他の疾患にも効果があるとされており、今後の一層の応用に期待したいです。
注目のコメント
私が初めてカリコさんにインタビューしたのは2年半近く前。ワクチン接種が始まった直後だったと思います。パンデミックから人類を救うことになるだろう科学者へのインタビューを前に緊張する私。でも約束の時間が30分過ぎてもZoomへの入室がない。超多忙な人だし仕方がないかと諦めかけた頃に彼女は画面越しに現れました。「出産予定の娘の手伝いにいくためにパッキングしてたら夢中になってしまって」「日本の記者と取材じゃなかった?って夫が今声かけてくれた」とひたすら謝られ、お茶目な側面にこちらの緊張もほぐれました。
その後、無事に出産された長女フランシアさんはオリンピックボート競技女子で2大会連続金メダルを取っています。
オリンピアンの母、そしておばあちゃんになった今も現役で新たなワクチン開発に取り組むカリコさんには尊敬しかありません。
よろしければリンク貼った拙稿も。カリコさんの激動の半生を描いた読み物です。
テディベアに全財産しのばせて ノーベル賞受賞のワクチン開発立役者 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20230828/k00/00m/100/148000c
きっかけは山中教授 ノーベル賞受賞の開発立役者が語るワクチン | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20230828/k00/00m/100/145000cmRNAワクチンがなければ、1年ぐらいワクチン接種の開始や広がりが後ろ倒しになっていたことでしょう。存在しなければどれほどの命が奪われていたことか、想像したくもない状況になっていたと思います。2020年からのパンデミックにおいて言うまでもなく多くの人の命を救う大きなイノベーションになりましたし、今後も感染症だけでなく、がんなど他の疾病からも人の健康を支えうる将来の糧となりました。文句なしの受賞だと思います。
mRNAワクチンの技術がすでに研究されていた事が、こんなに早く世界的なパンデミックを乗り越える事ができた1番の理由である事は間違いないでしょう。このワクチンがで始めたことから、ノーベル賞は間違いないだろうと言われていましたが、その通りになりました。
この様に人類の多くの命を救う様な研究は、素晴らしいの一言です。本当に感謝です。