この連載について
ARMのIPO成功、NVIDIAの株価沸騰は熱狂の序章に過ぎない。半導体産業は今、新しい技術と製品、プレイヤーが次々と勃興する時代に突入している。産業のカンブリア爆発ともいうべき局面の熱気を追いかけた。これから半導体の世界で何が起こるのか?
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NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーであり、半導体の中でも特にGPUを汎用計算用途に拡張したGPGPUの設計に特化している。 ウィキペディア
業種
半導体(ファブレス)
時価総額
172 兆円
業績



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こういう素人には難しいがホットな分野の内容こそ、専門家の良いコメントがつくNPであって欲しいと思います
結果として盛り上がらなかったねで、こういう分野を切っていくのではなく、こういう記事がしっかり盛り上がる状態があるべき状態としてやっていくべきなんじゃないか、と感じます
複数社の新興企業紹介はアツい。良い記事でした。
【ほかの注目企業】
やはりAMDがIntelにキャッチアップする礎をつくり、AppleのAシリーズの開発もやったジム・ケラーが入ったTenstorrentに個人的には注目。スタンスとして「GPUはAI処理には使えても、最適化されているわけではない」というもの。NVIDIAの強さはCUDAという開発環境にもあるが、そこを同社が提供しているBudaに置き換えられるか(同社に限らず、AIでガチでNVIDIAに対抗する場合は同様の部分が必要)。
ジム・ケラー氏率いるテンストレントがNVIDIAに対抗、鍵は“AIコンピュータ”
https://newspicks.com/news/8581076
伝説のCPUアーキテクトJim Keller氏が示すAIの未来
https://newspicks.com/news/8581077
【注目する技術領域① 実装】
Tenstorrentもだが、複数のチップをつなげてその間の転送スピードを速くすることも、処理性能に重要。チップレットと呼ばれる領域で、Intelの最近発表したMeteor Lakeや、今後のロードマップでも注目される領域。
結局「Meteor Lake」って何がスゴイの?技術的ポイントを解説
https://newspicks.com/news/8937236
【大原雄介の半導体業界こぼれ話】 同じ「チップレット」でも、明暗が分かれたIntelとAMD
https://newspicks.com/news/8926904
【注目する技術領域② DPU】
一個一個のAIチップの性能や、その性能を最大化するための内部でのチップレットなどによる転送速度も重要なのだが、複数のGPU/AIチップに計算させれば、その間のデータ転送もまた課題になる。
ここら辺を制御するのがDPUと呼ばれるもので、クラウド各社が力を入れている領域。
Amazon今や半導体メーカー「サーバーはワンチップに」
https://newspicks.com/news/7563484
マイクロソフト、DPUを手がけるFungibleを買収--データセンターを強化へ
https://newspicks.com/news/7988461
クラウド側だけでなくエッジ・クライアント側でも、これからの汎用半導体はAI処理に最適化した処理系を積んだものになっていくのは間違いないし、Microsoftが発表したようにOSやアプリのレイヤーもAIを前提としたものに変容していく。これはマーケティング半分・実態半分だろうけど、波に乗らないわけにもいかず。AIと呼ばなくなった頃が、本当に普及したということになるのだろう。
ほんとうは日本からエヌビディアのような企業が出てもおかしくないが、少々努力不足です。
GPUのデメリットが消費電力だとして、戦えるとしたらモバイルかIoTぐらいで、そこにわざわざAIチップを乗せるスペースあるかどうか