知られざる内閣改造 “最大のサプライズ”林外務大臣交代の真相
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非常に興味深いビハインドストーリー。岸田総理がライバルを潰した経過を見事に検証しています。事前にメディアに漏れずにえげつない人事をするのが政局好きといわれる岸田流なのでしょう。一方、岸田氏が言う「首脳外交」は聞こえはいいですが、リスクもすべて負うことになります。来年は台湾総統選に始まり米大統領選など国際秩序が流動化するイベントが立て続けにあり真価が問われています。
林大臣交代は驚きと言うより外務としてもったいないと思いましたが、「岸田総理は、あくまで全体を見ることが大事だと強調した」はその通りになっていると思います。
宏池会は閣僚が少々少なく年功序列でも副大臣、政務官でバランスを取ってますし、完璧でなくとも実はほぼ適材適所。選挙、総裁選はもちろん、企業で言う幹部人材育成、リクルートもちゃんとしています。前々回の総選挙で宏池会は確か二議席くらい減らしており閣僚ポスト枠が狭くなったのは仕方なく、選挙区10増が正念場なのもわかります。
林さんは知性と教養と品とセンス、慕われるお人柄、ほぼ全てお待ちなので官僚にも大人気。林さんのリクルートで議員になった元財務官僚は早くも総理補佐官、さらに今回は官房副長官になっています。このポストは議員なら実は1番やりたいポストの1つ。志高く政策通、調整もデキル人材は登用、企業で言うOJTを幅広くしながら幹部人材を育成してます。年功序列でも適材適所。岸田さん本人がリクルートしたデキル元官僚も、スピードで政務官入りしており、企業で言う人事を上手くやってると思います。報道という観点から言えば、林氏の退任をめぐる内幕をもっと発進していくべきでしょう。取材が難しいのはわかりますが、そこに岸田政権の今後が凝縮されているはずです。この記事はそこに迫ろうとしており評価はできますが、ただ、これだけではないと思います。森喜朗氏に押し込まれた形の小渕優子氏の人事、副大臣政務官の女性ゼロなどと並ぷ失敗人事のように思えます。