2023/9/9

【超実践】バカ暑かった今夏を「データ可視化」してみた

NewsPicks NY支局長
このコラムは、世界のビジネス、テクノロジーのコンテキストを学びつつ、ついでに英単語も一つ覚えられるお得な連載です。
INDEX
  • 文系記者が「データ分析」
  • なぜ日本では「気候チャート」がない?
  • 「データ分析官」との対話法
  • 圧倒的な「可視化」を実現

文系記者が「データ分析」

先週の本コラムでは、いつもと違う反応を頂いた。
元々は、「家賃50万円払ってネズミと住む」というニューヨークの悲劇について書いていたところ、いつの間にか、オープンデータを基に、ChatGPTと格闘してネズミ発見数と郵便番号の関係をマップ化していく話として幕を閉じた謎の記事だった。
一応恐縮ながら再掲すると、以下のマップになるのだが、これを作成するまでの四苦八苦のプロセスを晒したことでいくつかの好意的なコメントを頂いたのである。
実際、これには自分もかなりの可能性を感じてしまった。
普段から記者として最低限のチャート作成はしているとはいえ、あの複雑なCSVファイルから必要なデータを抽出し、Choropleth map(塗り分け地図というらしい)まで作成することは、これまでの自分のエクセル(+α)のスキルではあり得なかったからだ。
ChatGPTはいろんな遊び方はあるものの、これまでできなかったことができる、というイノベーション+お役立ち度という意味ではこのAdvanced Data Analysis(旧:Code Interpreter)はダントツではないだろうか。