生成AI利用は「13歳以上」=ユネスコが教育指針
コメント
注目のコメント
さっきパリのユネスコ本部前を通りましたが心なしか古びてしょんぼりしていました。アメリカが脱退した影響もありますかね(再加盟するとはいえ)。
これだってもうG7やOECDがガンガン論じているのに遅いし、日本だって文科省が前向きなのに水差してるし、科学的根拠がわからないし、効力もないし。ちょっとなぁ。ちゃんとレポート読んでから論じませう。
https://www.unesco.org/en/articles/unesco-governments-must-quickly-regulate-generative-ai-schools
ざっくりした感想として、取り上げられている論点のほとんどは生成AI周りの規制やガイドラインとして他の国や機関でも広く議論されているもので、特に変とか後ろ向きといった事はありません。
"13歳"の根拠は、そもそもChatGPTの利用規約における最低年齢がこの年齢で、報告書では既存の米国の法規制やSNS等の利用規約を引用して、子供がこれらのサービスを保護者の監督下の外で利用出来る最低年齢がこの辺りという判断のようです。
生成AIを用いたアプリケーションの殆どは成人向けにデザインされているという指摘はその通りで、子供には不適切なコンテンツや子供には判断の難しい誤情報も生成する可能性を考えればその利用に一定の制限や監督を設けるのは、まあ常識的かと思います。
報告書でも教育における生成AIの利用に関する考慮点は広く網羅されているので、それらに対処した生成AIの利用を妨げるものでもないと思います。ユネスコの74年勧告のように意義深いものはあるが、日本においてはユネスコの現場への影響力は限定的かと。まず委員会は国や地方自治体の方針を見ちゃう。文科省の学習指導要領の話はよくされますが、ユネスコの勧告等の話は行政から聞いたことがありません。ユネスコの国内の位置付けも組織図上は文科省の国際統括官付ですし。
故に、現場教師が情報をどれだけキャッチしているか、キャッチし上でどう扱うかかと。