中国、国民の「感情を傷つける」服装の禁止を検討-法改正案公表
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注目のコメント
「中国人の精神に害を及ぼし、中国人の感情を傷つける」発言は理解できますが、服装はよくわからないですね。
以前、浴衣を着て撮影していた中国人女性が、警察に連行されるという事件が発生しました。仮に、和服が「感情を傷つける」服装とされれば、中国国内でも開催されている成人式や日本文化(茶道など)のイベントなどにも影響が出そうです。
ちなみにわたしも作務衣や甚平をよく着ているので、外出する時には気をつけたいと思います。治安管理処罰法の改正案に関する記事です。
もともと中国では観光地で漢服を来ていたら和服と誤解されて騒ぎにとかあったのですが、その場合、治安を乱したとの理由で行政拘留(裁判なしで下せる軽い処罰、最大で15日間の拘留)となることもしばしば。
今回の改正案ではもうちょっと具体的に違反を規定しようとしているのか、かなり条項が増えましたが、それでもやっぱり曖昧な部分は残ります。国民の感情を傷つける服とはなんなのか?和服で公共の場に出るなと書けばいいわけですが、それだと範囲が狭すぎるということなんでしょうか。
中国国内からも批判が多く、パブリックコメントを受けて、どう修正されるのか、気になるところです。あえて、法律を曖昧にすることで、政府に反対する人をいかようにも逮捕することができてしまいます。
中国の個人情報保護法やサイバーセキュリティ法もしかり、何をすれば違反になるのかが明確に定義されておらず、ガイドラインもないので、外国企業は手出しができません。
自国民を管理するにも、曖昧にしたほうが中国政府にとっては便利なんでしょう。