【日本発】培養肉の「未解決問題」の挑戦者
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シリコンバレーも未解決の難問に、挑んでいる日本発スタートアップがあります。
未来の食料生産技術として、これまでメディアで大きく取り上げられてきた培養肉(クリーンミート)。しかし実際には、まったく食べることもなければ、買うこともなく、スーパーマーケットで見かけることもありません。
そんな細胞農業のフロンティアにいる日本発スタートアップの創業者が、なぜ培養肉はいまだにとてつもなく高コストなのか、どのようなシステムがあれば、これがスーパーマーケットに並ぶレベルにまでなるのか、といったコアな質問に答えてくれています。
未成熟なこの分野において、インフラ企業を目指す彼らの面白さについて紹介しています。ぜひご一読ください。もう少し基礎的なところを補足すると、なぜ代替肉や培養肉が注目されているのかというと、肉の中でも特に牛肉は温暖化に悪影響を及ぼすからです。
•人が牛肉を取って得られるエネルギー1キロカロリー分を得るのに、6倍のカロリーのエサが必要
•牛のおならやゲップにらメタンガスが多く含まれており、CO2に換算すると年間20億トンに及ぶ(グローバルで排出されているCO2は年間510億トン)
メタンガスを放出しないような補助食品やワクチンを開発しているような企業もいますが、そもそも牛を育てなければいいのではないか?という発想に基づいているのが、代替肉•培養肉のアプローチです。
代替肉とは、お肉以外のタンパク質を肉に見立てるアプローチですが、ひき肉はまだしも、ステーキのような肉ではどうしても食感や味がリアルのお肉を超えることは難しい点が課題です。
培養肉は牛は育てないものの、限りなくリアルな肉に近づけられる点がメリットですが、今はまだコストが高すぎるところがネックですね