「円安の終わりはアメリカ次第」という思い込み
東洋経済オンライン
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注目のコメント
年初来8か月の為替市場を総括すると、G7通貨で円以外は大体、対ドルで横ばいです。基本的に欧州通貨は強めです。
一番弱い通貨から順にアルゼンチン、トルコ、ロシア、そして日本です。もちろん下落幅には差がありますが、上述の通り、日本の属性(G7)を考えると、「これって本当に米金利の話だけなのか?」と考えるのが普通の感覚だと思います。例えば本日時点でロイターには「ドル2週間ぶり安値」というヘッドラインが出ていました。しかし、ドル円は146円台です。ドル高ではなく明確に円安であり、その原因を日本に求めようとする分析態度はやはり妥当と感じます。
年初、夏の終わりは円安の終わりだと言われていたはずです。このあたりを8月31日ということで一度まとめさせて頂きました。技術屋という職業柄か、唐鎌さんの「巷流行っている説では足元で起こっていることを満足に説明できない(だからそれには欠陥がある)」という主張は、素直に頭に入ってくるのですよね。
「ドル高」って主張される側の皆さんも「ここの解釈をちょっと修正すれば説明可能で背骨のところを変える必要などない」なんて解説をいただけたらと。
(そんな議論、科学の分野ではよく見かける風景です)。