[東京 21日 ロイター] - 食品事業や産業資材事業などを手掛ける日本製麻は21日、大株主のゴーゴーカレー創業者で代表取締役社長を務めていた宮森宏和氏を解職したと発表した。取締役会での不合理な議事運営、経費申請時の諸問題などがあり、会社の意思決定に支障が出ていたとしている。21日の取締役会で決議した人事で、宮森氏は取締役となる。

新社長には山村貴伸副社長を選んだ。山村氏は旧兵庫相互銀行、神戸信用金庫などを経て入社し、7月に副社長に就任していた。

日本製麻に対しては、ゴーゴーカレーグループが経営陣の退陣を求めて1月に臨時株主総会を要求。4月から宮森氏を社長とする経営体制に変更していた。