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アルゼンチン、利上げとペソ切り下げ実施 予想外の予備選受け

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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    JBプレスさんに、本件について書いております。ご参考になれば幸いです。

    反米左派が強いアルゼンチンで「完全ドル化」を唱える候補が台頭する背景(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76536


    以下、長いです。

    アルゼンチンは90年代に、ドル化に準じる強力な固定相場制度であるカレンシーボード制を導入し、失敗した経験があります。純粋なカレンシーボード制とは異なり、金融緩和機能を維持した(正確には一部国債の発行をアドホックに行った)ことが、破綻の主因とされます。

    政策金利の水準が物語るように、もはや100%台の金利をつけても、為替レートが保てない世界がアルゼンチンです。国民は皆、資産防衛のために多額の米ドル紙幣を持っています。かなりドル化しているため、いっそ公定通貨を米ドルにして、ペソを廃した方が合理的ではあります。とはいえ、本当に公式なドル化にまで踏み込むかは分かりませんが。

    プレビッシュ以来の従属論には、同情の余地もありますが、結局は財政金融運営をきちんとしていれば、こうした事態にはならないわけで、ここに米ドル「支配」の実像があります。つまり支配ではなく、信用力がある通貨を用いるという、経済法則に他ならないわけです。

    このような性格は中南米に共通しています。エルサルバドルのビットコイン化は、こうした歴史的な経路依存性を無視した愚策でした(国民の教育水準が高いなら成功した、という暴論もあり、閉口したものです)。

    アルゼンチンとブラジルが、共通通貨を作るという構想がありますが、方やアルゼンチンが公式な米ドル化をした場合、どうなりますか。いずれにせよ、アルゼンチンで公式な米ドル化を模索する動きが支持されているというこの動きは、米ドル依存からの「脱却」という流れが、新興国で一般的な流れとは言えない事実を浮き彫りにしています。


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    高千穂大学 教授・国際金融論

    政策金利は118%でも6月のインフレ率116%を差し引いた実質金利はわずか2%。インフレがさらに高進すればあっという間に実質金利がマイナス圏に低下し、通貨安圧力が強まるでしょう。それを選挙まで人為的に1ドル350ペソで固定するとのことですが、実勢(実力)に近い非公式レートは既に670ペソですから、事実上、かなりの通貨高政策を取り続けることと同じです。インフレ抑制が狙いの一つとはみられますが、輸出競争力の低下を招く上、ペソ安圧力に介入で応じる場合、外貨準備の浪費を招くだけです。いずれにせよ、持続的な政策とは考えにくく、早晩、追加切り下げに追い込まれる公算が大きいとみます。


  • 都内の会社 経営コンプライアンス・リスクマネジメントマネージャー

    今見たら1アルゼンチンペソは0.42円。2001年までは1米ドルと等価だったので約120~130円。22年で対円で価値がほぼ1/300に落ちてしまいました。

    今のお金は発行元の信用が価値の全て、かつ大半は電子データなので、「皆が価値があると思えばお金、無価値と思えばただの数字」です。そう考えると、発行元すら不在の自主管理で価値を(変動しているとはいえ)維持しているビットコインは私にとってとても不思議な存在です。


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