(ブルームバーグ):  破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの共同創業者、サム・バンクマンフリード被告は11日、連邦地裁判事に保釈を取り消され、その場で身柄を拘束された。詐欺罪の刑事責任を問う裁判まで2カ月を切っていた。

ニューヨーク市マンハッタンで開かれた米連邦地裁の聴聞でカプラン判事が出した命令に基づき、被告は直ちに手錠をかけられ、法廷の外に連行された。傍聴席では被告の母親が泣く姿が見られた。

バンクマンフリード被告には2億5000万ドル(約360億円)で保釈が認められていた。被告がFTXグループ内のトレーディング会社アラメダ・リサーチのキャロライン・エリソン元最高経営責任者(CEO)の信用を損なう目的で、文書をリークしたと検察側は非難。保釈の取り消しを裁判所に請求していた。エリソン氏は検察側の重要参考人として証言台に立つ可能性が高い。

関連記事:

  • FTX創業者、中国当局者への贈賄で追起訴-口座凍結解除依頼か (1)
  • FTX創業者の外堀埋める検察、元エンジニアリング責任者も有罪答弁

原題:Bankman-Fried in Custody After Bail Is Revoked Over Leaks (2)(抜粋)

 

 

 

More stories like this are available on bloomberg.com

©2023 Bloomberg L.P.