2023/8/13

【厳選】いま知っておきたい「10の企業」たち

NewsPicks編集部
時流に乗って急成長を遂げる企業、変化を察知して改革を進める企業、不祥事で難局を迎えている企業──。
あらゆる企業が存在する中、私たちはいまどの会社に目をつけておくべきだろうか。
本日のテーマは「注目企業10選」
NewsPicks編集部は、企業の規模や業界を問わず、日々多くの「注目企業」を取材し、分析している。
こうした企業をつぶさに見ていくことが、あなたに新しい気づきを与えてくれるはずだ。
INDEX
  • 1.楽天「モバイル危機」の真実
  • 2.サイバーエージェントの危機感
  • 3.三井化学「赤字・無配」を脱した変革
  • 4.「VW打破」BYDの大躍進
  • 5.1兆ドル企業。エヌビディアの全貌
  • 6.ルルレモン「アディダス超え」の理由
  • 7.ジャニーズ問題のタブーに切り込む
  • 8.岐路に立つ「MUJI」
  • 9.あの日本製鉄が高収益企業へ
  • 10.ドーミーイン、高満足度の秘訣

1.楽天「モバイル危機」の真実

1997年に創業した「楽天グループ」。成長を重ねてきた同社が、26年目にして最大の危機を迎えている。
とりわけ春以降、モバイルの不調が鮮明になり、財務体質を強化するべく、資金調達に動いたり、高収益の子会社を上場させたりしている。
NewsPicksは三木谷浩史CEOを直撃。楽天は大丈夫か。本当にモバイルで勝てるのか。率直に質問を投げかけた。

2.サイバーエージェントの危機感

昨年、サッカーW杯の配信でABEMAが成功を収めたことは、記憶に新しい。
日本がベスト8進出をかけた決勝トーナメントのクロアチア戦では、2000万人を超えるユーザーが殺到したが、サーバーダウンを起こすことなく無事に試合を届け続けた。
しかし、W杯後、サイバーエージェントの藤田晋社長は危機感を滲ませていたという。
ABEMAのこれから、そして収益を支える広告、ゲーム事業の現在地を特集で丸ごとレポート。

3.三井化学「赤字・無配」を脱した変革

総合化学会社の「三井化学」は、3期連続の赤字・無配で”不況のデパート”とさえ呼ばれていた企業だ。
ところが足元で、業界トップの高収益企業になっていた。
あまり派手さのない化学業界は、普段はなかなかニュースになりにくい。しかし、そうした企業の泥臭い収益改革には、あらゆる企業へのヒントが眠っている。

4.「VW打破」BYDの大躍進

中国の自動車市場で長らく王者に君臨してきたドイツのフォルクスワーゲン。
そのキングからトップの座を奪ったのは、中国最大のEVメーカー「BYD」だった。かつては安かろう、悪かろうとしてドイツや日本が軽視してきた中国の自動車メーカー。
その常識がEVシフトの波に乗って、覆されようとしている。
電池事業に端を発するBYDとは一体何者なのか。強さの源泉を辿っていく。

5.1兆ドル企業。エヌビディアの全貌

GAFAMに匹敵する、あるいは超え始めている大手半導体メーカー「エヌビディア」。生成AIの波に乗って、その勢いが止まらない。
エヌビディア は「ChatGPT」をはじめとする、生成系AIの学習に欠かせないGPUで圧倒的シェアを誇る。
なぜエヌビディアは強いのか。そもそもどんな企業なのか。時価総額「一兆ドル超え」の知られざる巨大企業を徹底解剖する。

6.ルルレモン「アディダス超え」の理由

コロナでフォーマルな服の需要が減り、より人々のファッションはカジュアル化した。
トレンドを牽引してきたのが、スポーツや登山などと街歩きを兼用できるファッション、「アスレジャー」のブームだ。
その代表格企業、1998年創業のヨガウェアブランド「ルルレモン」が面白い。
強気な価格設定にも関わらず、消費者からなぜ愛されるのか。強さの秘密をレポート。

7.ジャニーズ問題のタブーに切り込む

ジャニーズ事務所が揺れている。
創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害問題は日本社会に衝撃を与えた。この問題は今や日本の暗部として、国連をも巻き込む重大イシューとなっている。
しかしジャニーズ問題は、今に始まった話ではない。古くは50年前から、一部週刊誌などで指摘され続けてきたからだ。
ジャニーズ騒動の本質は、この問題が放置され続けてきた構造にこそある。メディアとの癒着関係を、徹底取材でレポートした。

8.岐路に立つ「MUJI」

「これがいい」ではなく「これでいい」──。
商品という枠を越え、”無印”という「価値観」を作り続けてきた良品計画が、岐路に立たされている。
明確なコンセプトで急成長を遂げてきた時代は終わり、業績は頭打ちに。似たコンセプトを持つブランドも増え、差別化も難しくなった。
これから無印はどこに向かうのか。その歴史と展望をひも解く。

9.あの日本製鉄が高収益企業へ

”重厚長大の伝統産業”、そんなイメージが根強い鉄鋼業のリーディングカンパニー「日本製鉄」が面白い。
かつての鉄鋼メーカー世界トップから4位に陥落したが、2年連続で9000億円の事業利益を叩き出し、収益性が大きく改善している。
それを牽引するのが、橋本英二社長だ。
取引がフェアでない、買い叩かれていると見るや、あのトヨタ自動車でさえも提訴する姿勢からは、圧倒的なものづくりへの自信が滲む。
日本製鉄はいかにして変わったのか。最新の通期決算とともに改革の軌跡を振り返る。

10.ドーミーイン、高満足度の秘訣

コロナで低迷したホテル業界。多くの人がホテルへの宿泊を控えていた3年間に、業界はどうやら変わっていたようだ。
今、面白いのがビジネスホテル。とりわけユニークなのが、ビジネスホテルチェーン「ドーミーイン」を運営する「共立メンテナンス」だ。
ドーミーインは変動するビジネスホテル業界の中で圧倒的な顧客満足度を誇っている。
寮ビジネスから始まった共立メンテナンス流のホテル運営とは?その秘密に迫る。