2023/8/11

【実践】ラクスルが事業で学んだ「意思疎通」の極意

NewsPicks 編集部記者
IT業界におけるエンジニア不足が深刻化して久しい。
経済産業省のまとめによると、IT人材は2019年時点で20万人以上足りておらず、将来的には需給ギャップが45万人まで悪化する見通しだという。
そうした中、開発拠点を海外に新たに開設する動きが相次いでいる。
2022年にはメルカリがインド・ベンガルールに、マネーフォワードはベトナム・ハノイにそれぞれ拠点を設けた。
そんな中、開発拠点をインドに開設し、マネージャーを含めて従業員全員がインド人という企業がある。
ラクスル傘下で、企業の情報システム部門向けにSaaSの一元管理などを行えるサービスを提供する「ジョーシス」だ。
2021年の創業以来、業績を伸ばし、昨年には国内の大手ベンチャーキャピタルや任天堂創業家のファンドなどから44億円を調達した。
リモートワークが定着し、言語や文化の壁もある中、ジョーシスはどのように日本とインドの連携を図っているのか。そこには「4つのメソッド」があるという。
ジョーシスCPO(Chief Product Officer)の横手絢一氏を直撃した。
INDEX
  • 開発を担うのは50人のインド人
  • ポイント① コミュニケーションは「定量的に」
  • ポイント② 会議の「話し手」を明確に
  • ポイント③ 管理職を「現地採用」
  • ポイント④ 議論をし尽くす重要性
  • インド人は「昔の日本の猛烈社員」
  • うまくいかないのは「日本側に問題あり」?