[9日 ロイター] - 中国のインターネット大手が、生成AI(人工知能)システム構築に向け米エヌビディアの高性能半導体の確保を急いでおり、50億ドル相当を発注した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

複数の情報筋によると、百度(バイドゥ)、TikTok親会社の字節跳動(バイトダンス)、アリババは約10万の先端半導体「A800」の年内納入を目指し、10億ドル相当を発注した。

さらに2024年の納入に向け、40億ドル相当のGPUの発注も行った。

エヌビディアの広報担当者は、報道について詳細は控える一方で「インターネット企業やクラウドプロバイダーは毎年数十億ドルをデータセンター・コンポーネントに投資しており、多くの場合何カ月も前に発注している 」と述べた。