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ビッグモーターの水増し請求、全ての自動車保険料に影響か

日本経済新聞
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注目のコメント

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    元厚労省官僚、元衆議院議員 元厚労省官僚、元衆議院議員

    ビッグモーターの事案、論点は多岐に渡りますが、とりあえずこの記事については「あくまでも理論上、そういう可能性がある」ということで、それは当初から指摘していました。(金融庁で保険業法を担当していたことがあります。)

    一社の不正請求が、即座に「参考純率」に影響を与えるかどうかは、規模次第ですが、仮にこうしたことが社会的に非常に広く横行していたというようなことになれば、理論的には「自動車保険」全体の保険料が上がる可能性もある、ということになります。

    損害保険の中でも特に国民生活に密着する保険については、社会性・公共性の観点から、法律に基づいて設立された非営利民間法人の「損害保険料率算出機構」が、会員保険会社等から大量のデータを収集し、科学的・工学的手法や保険数理などの合理的な手法を用いて、保険料率(自動車保険や火災保険などの「参考純率(純保険料率)」及び自賠責保険・地震保険の「基準料率(純保険料率+付加保険料率)」)を算出しています。将来の保険金に充てられるのが「純保険料率」、保険会社の経費などが「付加保険料率」です。

    独占禁止法遵守の観点から、損保会社には参考純率を使用する義務が課されているわけではありませんが、目安として利用され、保険会社ごとに定期的に改定が行われ、保険料が変動します。
     
    今回のことに限らず、損害保険料算出機構は、災害の増加や技術進展による事故の減少等による保険金の支払いの増減によって、保険料率を変えます。

    例えば、2021年6月には、衝突被害軽減ブレーキなど、先進安全技術の普及促進等を背景とした交通事故減少の影響を受け、自動車保険の参考純率を、平均で3.9%引下げ、2023年6月には、自然災害などによる保険金支払いの増加とリスク環境を踏まえた対応により、住宅総合保険の参考純率について、全国平均で13.0%引き上げました。

    ビッグモーター事件の問題の深刻さ、社会への影響、今後の見通し、世の中で保険の不正請求は決して少なくない現状、消費者はどうすればよいか等を、連載にまとめました。
    https://maidonanews.jp/article/14971449
    https://maidonanews.jp/article/14971450


  • ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役

    ビッグモーターのガバナンスとコンプライアンスが全く機能していないのは明らかだが、意外に見落とされているのは、取引先の損保ジャパンのガバナンスとコンプライアンスだ。
    一見、ビッグモーターに騙された被害者のように映るが、社員をビッグモーターに出向させるほどの重要顧客であったことを考えると、損保ジャパンの営業は知っていたと疑われても仕方ない。取引先のコンプライアンス違反まで目を光らすのが一流企業の本質だ。
    私の古巣のネスレでは、コーヒー豆やカカオ豆の生産農家で、チルドレン・レイバー(児童労働)問題の疑いがあれば取引停止する。
    インドネシアの植物油脂会社が、オランウータンが住む椰子の森林伐採の噂があっても、取引を停止していた。
    自社だけでなく、全てのステークホルダーにわたりコンプライアンスを徹底する事こそが、グローバルスタンダード。日本のコーポレート・ガバナンスが周回遅れであると私が指摘する理由のひとつだ。


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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    「この事件、一番割を喰うのは不正請求で保険料全体が上がって負担が増える、弱い立場の個々人や小さな企業です」と7月18日に既にコメントしていますから、記事に意外性はありません。
    https://newspicks.com/news/8679081?ref=user_1228737
    そこで少し捻った見方で構図を眺めてみます。 f(^^;
    クルマの修理、私は基本的に正規のディーラーさんに頼んでいます。ちょっとバンパーをぶつけてもフェンダーをぶつけても、原則として部品交換で、目の玉が飛び出るくらいの料金を取られます。
    ある時、我が伴侶が狭い駐車場の壁に車をこすりつけ、フェンダーとドアを取り換えなきゃという騒ぎになりました。車対車以外の自損事故を保険でカバーしていない我が家の破産を避けるため、親しくしている元自動車会社の腕利き営業マンに相談したら、腕のいい板金工場を紹介してくれました。代金は正規ディーラーの半分も掛かりません。部品を変えるにしても、新品を使ったか中古品を使ったかなんて素人には分かりませんし、ドアを取り換えれば事故車であることがプロには一目瞭然でも、板金で修理してドアを取り換えなければ、その部分の事故は下取り時に無かったも同然とのことでした。勿論板金で修理しましたが、ものの見事に直って新車時同様になりました。クルマの修理費はそのくらい不透明。
    正規の自動車ディーラーも保険会社にとって大事なお客さんであるはずで、本当は板金で済むのに、あるいは中古品で済むのに、ドアを新品に取り変えて高い代金を請求しても、おそらく文句は言わないに違いない。不正請求とは言えないまでも、正規ディーラーのバカ高い修理代も当然保険料に反映されているはずで、釈然としないものが残ります。
    ビッグモーターの不正を擁護する気は更々ないですが、この事件、あまりに騒ぎ過ぎで市中の同業者を追い詰めると、却って一般消費者の利益を損なうかもしれません。事業者の言い値で決まる自動車の修理代金の闇そのものに切り込む必要がありそうな・・・ (・・;ウー


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