(ブルームバーグ): カジュアルファッションのチェーン店「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、同社株175万500株を市場内で売却したことが4日付の変更報告書で明らかになった。

開示資料によると、柳井氏は7月18日から31日にかけて市場内で株式を売却し、同氏の保有比率は従来の20.32%から19.23%に低下した。3日の終値3万4140円で換算すると約600億円の価値に相当する。

同社株は年初来で27%の上昇とTOPIX(20%の上昇)を上回るパフォーマンスを示している。7月13日に発表した決算では通期営業益予想を3600億円から3700億円に増額した。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、柳井氏の資産総額は372億ドル(約5兆3000億円)に達する。国内1位、アジアでは6位の富豪だ。

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