【注目】ディズニーを敵に回す「大統領候補」がヤバい
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デサンティス氏は、過激とか反エリートとかいっても、ハーバード大学の法学博士号を持っているし、海軍で特殊部隊SEALsに勤務していた将校であるし、規律とか組織人としての面が無ければまず不可能な経歴です。
家族人としても、実に米国の健全な家族像の典型のように振舞っています。
常に企業経営者であったトランプ氏とは違います。
このあたりが、より常識人を好む有権者には評価されるかもしれません。
デサンティス氏の主張は、もっぱら文化戦争、アイデンティティ・ポリティクスに終始しています。
これに対して、トランプ氏の売りは、経済政策です。企業経営者であったこともあり、経済政策によって米国の中間層(実質的にはその多くは白人)を救うことを訴えています。
実のところ、トランプ氏は「ジェンダーレス・トイレ」とかには全然関心がないし、ジェンダー問題全般や人種問題にも関心がありません(これは、現代の米国大統領としては問題ではないか、といえますが)。
文化戦争一辺倒のデサンティス氏と、実際の効果のほどはともかく経済政策で中間層を救うと主張しているトランプ氏だと、投票になれば、トランプ氏に分があります。知事が考え方の異なる企業に対して疑問を呈するのは、悪いことではありません。むしろ、税収の多寡に関わらずそうした行為ができるのはあるべき姿だとも思います。
でも、大切なのはその行為が何に基づいたものなのか。より高い地位を得たいという野心ではなく、国民、住民のより良い生活のための信念であって欲しいと願います。“デサンティス知事とは、LGBTへ配慮する企業を思想の押し付けとして敵視する一方、大統領として期待できる実績がほとんど皆無の、単なる行政官レベルの人材なんだ”と、ジャーナリストのカルロス・ロサダ氏が見なしていることを理解できました。むしろ、経済面に実績のあるビジネスマン出身のトランプ氏の方が有利ではないかと。
米国民が抱える悩み(WASPが移民に飲み込まれる!という非エリート白人の悩み)を見事にとらえたのが前トランプ大統領だとすると、今度の争点が何になるのかですね。