なぜツイッターを「X」に?マスク氏がスーパーアプリ実現を急ぐ理由
コメント
注目のコメント
ツイッターのブランド資産をかなぐり捨てて、あっさりXに切り替える姿勢はマスク氏ならではの決断ではありますが、一連のマスク氏のツイートを見ていると、今回の決断がツイートしながら思いついたものである可能性が高いことが見えてきたので、Yahooに記事を寄稿してみました。
そこには明らかに少しマスク氏の焦りがあるのは間違いない気がします。
いずれにしても、1番大変なのは、この独断専行についていかないといけないスタッフの方々や関係企業の方々ですよね。
最終的に良い形に落ち着くことを祈ります。イーロン・マスクの影響でまたぞろスーパーアプリが取りあげられる機会が増えましたが、解像度が低い解説が多いです。
スーパーアプリの代表例で取りあげられるのは、中国のウィーチャットとアリペイ、そして東南アジアのゴジェック。各種ビジネスがウェブ対応しきれないタイミングで、まず本業で圧倒的な集客を実現し、そのユーザーを別のサービスに流し込む形でスーパーアプリ化しています。その意味でスーパーアプリは途上国特有の現象という見方もできます。TikTok中国版の抖音はMAUは9億人弱とスーパーアプリ級ですが、後発なのでスーパーアプリ化は難しいでしょう(し、今のところ目指してないと思われます。EC機能は搭載しましたが)
そう考えると、すでに各種ビジネスが独自のウェブ対応を達成している先進国では難しいのでは。PAYPAYはかなり頑張っていていい線を言っていますが、他企業が「独自アプリじゃ勝ち目ないのでPAYPAYに乗っかります」という展開は予測できません。
そう考えると、ツイッターが決済、EC、エンタメを搭載してもどこまで広がるのかは疑問が残ります。ツイッター・インフルエンサーのビジネスを囲い込むようなクリエイターエコノミー経済圏を作るとかならまだ可能性があるような気もしつつ。