アスパルテームに発がん性 人工甘味料、WHO指摘
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発がん性なんか、わりと身近な食べ物(ポテトチップスやアルコール)にもあるんだから、むしろ気をつけた方がいいのは塩分と糖質の摂りすぎじゃないですかね?
発がん性がある食べ物を避けても、糖質と塩分バンバン摂ってたら、そっちの方が健康に悪いような。
注目のコメント
注意喚起している記事に見えますが、色々調べてみると、そこまで危険と考えなくても良い報告であることがわかります。
国際がん研究機関(IARC)の分類において、「2B」は「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」ものを指します。このカテゴリに分類される物質や活動は、一部の実験結果や疫学的証拠が発がん性を示唆しているものの、確定的な結論を導くにはまだ不十分な証拠しか存在しないことを意味します。
2Bには、ココナッツオイル、コーヒー、アロエ、漬物なども含まれており、ここに分類されたから必ず避けなければならないものとは言えません。
アスパルテームの摂取量を体重1キロあたり40ミリグラムとすると、以下の様になります。
60Kgの大人: 60kg x 40mg/kg = 2400mg
20Kgの子供: 20kg x 40mg/kg = 800mg
(以下は参考にある、ネットで調べた情報を元にコメント)
調べた限りでは、例えばコカコーラゼロに含まれるアスパルテームは39.2mg/100mlで、350mlのボトルでは、137.2mgの含有量になります。つまり、17本は飲んでも大丈夫という計算になります。また、シュガーレスガムには1粒1〜10mg含まれておりますが、これは240個食べても大丈夫な計算になります。
この様に考えると、アスパルテームの危険性は現時点ではそれほど高くないと考えられます。
参考:
厚生労働省 IARCグループ1〜2B一覧
https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000529380.pdf
農林水産省 国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/iarc.html
アスパルテーム含有量食品一覧
https://boshiaiikukai.jp/img/milk/asuparutemu20141112.pdfアスパルテームは清涼飲料水からチューインガムまで食品・飲料業界で幅広く使用されている人工甘味料です。国際がん研究機関は、アスパルテームを4段階ある発がんリスクのうち、下から2番目の「2B」に指定しました。しかしながら、許容摂取量は体重1キロ当たり1日40ミリグラム未満と設定されており、これは多くの人の通常消費量の約10倍に相当するものです。つまり、現時点でのエビデンスでは、人工甘味料入りの飲料を相当多く飲まない限りは発がんのリスクを過剰に心配する必要はない、とも言えます。まだ大規模な研究でのエビデンスが不十分な分野でもあり、今後この推奨は変わってくるのかもしれません。
一方で、人工甘味料の摂取は長期的な体重管理に役立たないというエビデンスは構築されてきています。「健康やダイエットのために人工甘味料入りのものを選んでいる」というのであれば、砂糖も人工甘味料も入っていないものを選択するのが合理的と言えます。人工甘味料については、最近になり、「体脂肪を減らさない」というアラートが出されたばかりでした。これまで、人工甘味料のネガティブな影響として、体重増加、血糖値の悪化、腸の機能にもマイナスの影響を及ぼす可能性が指摘されています。(一方、ポジティブな影響として、虫歯を減らす可能性が指摘されています。)
このリストに発がんの可能性という新たなリスクが追加されたことになります。
「人工甘味料使用のダイエットソーダやカロリーゼロスイーツに置き換えれば健康にいい」と考えていた人にとっては、「そんなに甘くはない」と知らされるニュースになりました。