【爆買い900億円】オワコン日本を台湾はなぜ買うのか
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① 「日本製造業の復活」と「日本経済の復活」は別のことです。
日本製造業は、生きのびる企業は当然ありますが(特に日本よりも新興国を主軸にすれば)、日本の地方の農林水産業とかは無理です。
② 記事中に出てくる、「中国を脱出した人と金の流れが、日本にも及びます」というのが、前提になって、日本製造業復活が可能であると考えられているのでしょう。
1990年代からの中国製造業の台頭と、日本製造業の劣勢は、トレードオフの関係にありました。
もちろん、中国製造業の台頭で儲けた日本製造業企業も多かったです。日本と中国は役割分担すればよく、日本は中国に高付加価値の部品や、製造装置を輸出すればいい、という言説もありました。
しかし、そんなのは中国製造業が高付加価値部品や製造装置を生産するようになれば、成り立たなくなることです。中国製造業は、着実に、その域に達しようとしています。
製造業はすなわち軍事力です。
日本人はあまりそう考えない場合が多いですが、中国はもちろんのこと、台湾でもそれを当然視している人は多いでしょう。
台湾から見れば、中国製造業の台頭は中国軍事力の増大、中国製造業の衰退は中国軍事力の弱体化です。
台湾には、自国の製造業はもちろんのことですが、日本製造業の復活を後押しする十分な動機、少なくとも願望があります。
特に、中国から金と人材が逃げ出し、日本製造業の役に立つのであれば、一挙両得です。台湾製造業からすれば、そこに食い込むことで、一石二鳥、うまくすれば三鳥や四鳥は狙えるかもしれません。
もちろん、投資というのはそういう波及的に増えていく得を狙ってやることです。オワコン日本、というタイトルにゲンナリです。日本のメディアの自虐観は何も生み出さず、国民に自信を喪失させるだけ。いちごアセットマネジメントのスコットキャロンさんなど、日本はこの30年何も失ってなどいない、と断言しています。日本はもっと自分に自信を持つべきです。その上で変えるべきものは変えていけば良い。一つ言えるのは、海外勢が日本包囲網を築くことに長けているので、そうさせぬために仲間を増やすことです。彼らは自分にメリットがあれば必ず日本と組みたがるはずです。長年築いてきた我々の信頼と品質は世界一だからです。そう相手に思わせる日本ならではの経済外交が必要でしょう。
「日本人は慎重すぎ、物事に時間をかけすぎ」という点は全く同意。さらに言えば、一旦決めても批判があるとそれに応えてしまって、本筋が何だったのかわからないくらいぐだぐだになる傾向がないでしょうか?完璧主義の悪い面が最近目立つようになったと感じています。