2023/7/13

【仰天】大気中の「湿気」から再エネを取り出す技術

The Guardian
NewsPicksでは週7日毎日、世界のトレンドの背景を追うシリーズを開始しています。木曜日は「Next Big Thing（次のテクノロジー）」です。
INDEX
  • 偶然がもたらした発見
  • 洗濯機サイズで家庭の電力を賄う
  • 課題は大量生産化
  • 太陽光、風力発電にも匹敵

偶然がもたらした発見

20世紀初頭、セルビア人発明家のニコラ・テスラは、私たちの周りにある空気から無限に好きなだけ電気を取り出せる世界を描いた。
常に野心的だったテスラは構想の規模も大きく、地上と高層大気を巨大な電池の両端であるかのように見立てた。
無論、彼の夢は実現しなかった。しかし、大気由来の電気（湿度電気）という構想は、今再び研究者たちの胸を躍らせている。
（mputsylo/iStock/Getty Images）
テスラとの違いは、構想の規模だ。